
陶器市に行って買ってきた湯呑みです。萩焼きだそうですが萩焼にはぽってりしたイメージしかなかったので意外でした。
作家さんご本人から買いました。
力を入れて持てば割れそうな薄さ、繊細さがありますが、手触りはざらざらしていてごつい感じ、釉薬はおおらかな感じがします。
底を持って釉薬につけたという手の跡が感じられるところも面白く作り手を感じる湯呑です。
自分の手に収まる感じもいいし、眺めていて飽きませんし、微妙にゆがんでいるところや同じようなのに全然違う二つの湯呑を見比べるのも面白いです。
ここから育てるというのも楽しみです。
ただあまりにも繊細そうなのですぐ壊してしまうかも。
「取り扱い注意」な湯呑です。

ところで、二つの湯呑のうち一つだけ水かお湯を入れるとうっすら斑点のようなものが浮かび上がります。
はじめて見た時はとても驚きました。
斑点は暫くするとなくなり再度水やお湯を入れても変化はありません。
カラカラに乾いた湯呑に水分を入れると浮き出ることに気が付きました。
釉薬に隙間がありそこから水分が染み入るための模様のようです。
わざとなのか偶然なのか不明ですが変化が面白く気に入りました。
次回の陶器市場にまた同じ作家さんがおいでになるなら
今度は他のものもじっくり見てみたいと思っています。
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